腰が痛い…。慣れないバスに長時間揺られて前の部屋の明け渡しへ。簡単な掃除用具だけ持ってきた。早朝からいた部屋の掃除をして少しでも良い状態で渡そうと。
なんか複雑。ここで家族3人過ごしてたと思うと少し思い出が蘇ってきて泣きそうになる。良い思い出もあるし悪い思い出もたくさんある。
もっと本気で…。命懸けで…。そういう思いがあったならきっとやり直せてた。たくさん借金あるのはもう仕方ない。がむしゃらに頑張らないといけない時だったのかも。
でもそこで立ち向かうことができたらやり直せたかも。やり直せた後は次はもっといい店ができたかもしれなかったのに。後悔してももう遅いけど。
何もない部屋…。何も結果を出せなかった時間だけが虚しい。朝も昼も夜も働く覚悟があれば…。借金は返せず逃げ回っただけの時間。
それなら自己破産してればよかったのに。人の道がどうとか…カッコいいことだけ口先で言ってみたところで結果はこれ。本当にそれなら…。
忘れよう。私は私の人生を生きてこう。それでも人生は続いていくから。湧き出すような思い出と共に部屋を掃除していく。
まあまあ汚れてるな…。これはさすがに退去費用0円は無理だとわかる。そして案の定、管理人?業者の人が来て、1つ1つチェックしていく。そしたら色々と指摘された。
払うしかない。払います。色々と箇所が多かったから…まとめていくらになるかとかの詳しい明細は自宅に送付してくれるらしい。はい…。
父が暴れたりしたせいで最後までお金かかる…。明細怖い。できれば見たくない。頑張って働いて返す!